むちうちの痛みが後から出てきたらどうすればよいか
1 むちうちの痛みは事故直後に出ないことがある?
交通事故にあってしまい、首や腰を痛めてしまっても、事故直後は痛みを感じないということはあり得る話です。
事故直後は、脳が興奮状態になってアドレナリンが分泌され、その鎮痛作用によって痛みを感じづらくなるためです。
もっとも、その効果は長く続くものではなく、しばらくたつと痛みが出てくるということがよくあります。
2 むちうちの痛みが後から出てきたら
むちうちの痛みが出てきたら、早急に整形外科にかかって診察を受けてください。
交通事故から時間が空いてしまうと、むちうちの痛みが交通事故によるものか判断できないとして、治療費が全くでないということがあり得ます。
ですので、どれほど他の予定で忙しかったとしても、必ず、早急に整形外科に通院するようにしてください。
特に、事故から2週間以上たった後に初めて通院をしたような場合には、自賠責保険の判断としては、基本的に交通事故の怪我の通院とは認めない傾向にあります。
自賠責保険の方でそのような判断がされてしまった場合には、交通事故の治療としてむちうちの治療はできなくなってしまい、それを覆すことは基本的にできないことになりますので、注意が必要です。
交通事故によるむちうちの痛みは通常、2週間以上経ってから出るとは考えづらいので、痛みが出てき次第、早期に通院するよう心掛けてください。