「債務整理」に関するお役立ち情報
債務整理の場合の利息の支払い
1 借金の利息
毎月の返済を長期にわたり行っていても、支払額のほとんどが利息の支払いに充てられてしまって、借金がなかなか減らないということがあります。
債務整理をした場合、利息の支払いはどうなるのでしょうか。
2 債務整理をした場合の利息の支払い
債務整理には、大きく分けて⑴自己破産、⑵個人再生、⑶任意整理の3つの方法があります。
以下では、それぞれの方法における利息の支払いについて説明します。
⑴ 自己破産の場合
自己破産をして免責許可決定がなされた場合には、借金の支払義務自体がなくなります。
そのため当然、利息も支払う必要もなくなります。
⑵ 個人再生の場合
個人再生の場合は、法律の規定に従い、一定の金額を支払う必要があります。
しかし、これに利息が付くことはありません。
借金の総額の5分の1ないし10分の1の金額が基準となる場合も、利息については開始決定日までのものしか計算に入りません。
そのため、その金額で確定し、利息がついて支払額が増えるといったことは起こりません。
⑶ 任意整理の場合
任意整理の場合にも、利息についてはカットされることが多いです。
ただ、どの程度カットされるかについては、任意整理の対象となる貸金業者やクレジットカード会社等によって異なります。
また、同じ業者でも、借りていた期間や、借りている金額等によって、対応は異なるケースがあります。
利息を完全にカットし、元金のみの分割返済に応じてくれる貸金業者やクレジットカード会社もあれば、和解日までの期間の一部もしくは全部の利息の支払いを求めてくる貸金業者やクレジットカード会社もあります。
ただ、ほとんどの貸金業者やクレジットカード会社は、和解日以降については利息をつけない形で和解に応じてくれます。
そのため、任意整理の場合には、支払期間については利息がカットされ、一部の利息を支払った後については、支払った分が全て元金の支払いに充てられることになります。
ただ、一部の貸金業者については強硬に支払期間についても利息を付することを求めてくることもあり、支払期間についても利息が付いた形で和解せざるを得ないこともあります。
しかしその場合でも、契約どおりに支払う場合と比べると、低い利率で和解することができることが多いです。
3 各業者の対応については弁護士にご相談ください
当法人では、債務整理の相談については無料で承っております。
柏市近郊にお住まいで、借金等の返済に悩まれている方は、当法人にご相談ください。