債務整理をすると，新たな借入れやローンを組むことができないのですか？

貸金業者から金銭を借りたりすると、信用情報というものに借入れや返済の状況が登録されます。

そして、債務整理を行うと、信用情報に「事故情報」が登録されることになります。

（事故情報は、俗に「ブラックリスト」とも呼ばれます）

また、債務整理を行っていなくても、借入金の返済を数ヶ月など長期にわたって滞納すると、「事故情報」として登録されることがあります。

貸金業者や金融機関に対して借入やローンの申し込みをすると、融資の可否を判断するため、貸金業者や金融機関は、信用情報を確認することがあります。

このとき、「事故情報」が登録されていた場合、金融機関としては、返済能力に問題があると考え、融資をしないという判断をすることがあります。

債務整理を行ったり、返済を長期間滞納したりすると「事故情報」が登録されてしまいます。

この「事故情報」は、永遠に登録されるわけではなく、債務整理が完了したり、返済を再開したりした後は、いずれ抹消されます。

ただし、登録が抹消されるまでの期間は、債務整理の方法や、貸金業者、金融機関、信用情報登録機関の内部ルール等によって変わります。

一般的には、抹消されるまでの期間は、５～１０年程度とされているようです。

「事故情報」が抹消されると、貸金業者や金融機関が信用情報を照会した際に事故情報が見えなくなりますので、一般論としては新たな借入れやローンを組むことができるようになります。

ただし、審査基準は、金融機関で異なりますので、「事故情報」が消えたとしても、その情報を保有していて、審査の際に不利な要素として考慮する金融会社も存在します。

また、以前に債務整理の相手方とした貸金業者や金融機関の場合、借入れができなかったり、ローンが組めなくなったりすることが多いです。

債務整理を検討する際は、「事故情報」のことも考慮して方法を組み立てる必要があります。

柏近郊にお住まいで、債務整理を行うべきか否かお悩みでいらっしゃるのであれば、お気軽に弁護士法人心 柏法律事務所へご相談ください。